ARTIST REVIEWS

Engineer/Studio

Black Mamba-α > レンジのバランス感も良く、音色に適度な柔らかさを保っているため、音を作り易く感じます

 
Kano

Artist Profile

加納洋一郎
1993年入社、1997年エンジニア活動開始
2007年退社
2007年、フリーランスとしてMixerslabとマネージメント契約
Westside、WarnerMusic Recording Studioチーフエンジニア就任
Band、VocalArtist、Live、劇伴などの大編成録音から、映画やDVD、Blu-rayなどサラウンドMixも数多く手掛けています
Bandをはじめとした生モノが多い今日この頃
 
2004年9月号~2007年12月、Sound&Recording Magazine誌に『明解!目で見るサラウンド講座』を連載
▶︎Official

User Review

TUNAMI GPX-R(※生産完了品)

TUNAMI_GPX_R_300bTUNAMI GPX-Rについて手元に普段使用しているTUNAMI GPXもあるので比較しながらコメントしたいと思います。
使用開始時からノイズの少なさには驚く一方でレンジ感、ワイド感共に狭くがむしゃらな感じが強く、若さが見られます。特に8~10Khzあたりにピークを感じます。
しかし、50時間が経ち再度試聴したところ、いやぁ良くなってます。実に良くなってます!
ピークを感じていた部分は水に解けた様に消え、レンジ感もHigh end、Low End共に伸びており、若さと感じていた歪み感も減りクリアーに音色を聴かせてくれます。

TUNAMI GPXと比べるとトーンが1段大人になった気がします。特にLow Endはベースのボトムまで聴かせていたTUNAMI GPXに対して、一段上の実音に近い帯域の輪郭が増す様に感じ、聴こえるLowの解像度が上がっている様に感じました。
高域は緩やかなシェルビングカーブでトップエンドまで上がっている様に空気感が増しクリアー。

音色は同じホース(TUNAMI)を使ってるのでGPXに似ていることもありTUNAMI GPXを持っている人はイメージし易く、更に欲しくなってしまうのではないでしょうか。
特色は楽曲の中で、ボーカルの息づかいやピアノのペダル、ストリングスの擦る松ヤニの感じが細部にわたって聴こえてきます。オーケストラでは同じフレーズをやっているクラシック・パーカッション同士もかたまりで聴こえるのではなく、ちゃんと分離して聴こえ、ミックス時定位をさせるのも容易になってきて好印象。

見た目もTUNAMI GPXの情熱的なイタリアンレッドのプラグに対してTUNAMI GPX-Rの白のプラグは難しい白の服を上手く着こなしているモデルの様。上品で個人的に好きです。
トータル的にTUNAMI GPXから特に生の音に色合いを濃くさせ、陰影が増しているがサラッとした質感がクール&ビューティーと言った所ではないでしょうか。
 

BLACK MAMBA-α(※生産完了品)

blackmamba_a_001_800_1音楽制作をするのに素晴らしい製品に出会った。
今まで色々な電源ケーブルを使ってきましたが、自分が使ったものの多くはハイエンドオーディオ向きなものが多く、レンジが広く解像度も良かったのですがスピーカーにもあるように電源ケーブルにも聴くのには良いが作るのには少しまとめづらい傾向のものも中にはありました。
しかし、Black Mamba-αは解像度を落とさずそこを見事にクリアーしています。

レンジのバランス感も良く、音色に適度な柔らかさを保っているため、音を作り易く感じます。
高域も変なピークなど感じませんし、かといってくぐもっていないのは特筆するところ。

よく最初に買う電源ケーブルは何するか迷いますがBlack Mamba-αをオススメします。
PROTOOLSをはじめDAWのPCもしくオーディオ・インターフェイスに使う、もしくはエフェクターや音源などのアウトボードにも向いているかもしれません。
ケーブルも柔らかいので扱い易く好印象です。
 

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