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「実が詰まってるとかMID感とか音のレンジのレイヤー感とかいろいろあるんだろうけど、とにかく音が速く聴こえるっていうのが僕にとってはすごい大事」


OY:堀江さんはCaravanのプロジェクトではどんなケーブルを使ってるんですか?

堀江:よく使ってるのはFORCE’77G。これをオルガンで使うようになったね。

OY:オルガンはオールドの?ハモンド?

堀江:古いBX-3っていうKORGのオルガンで、Nord Electroとかでも使うんだけど。FORCE’77Gを手にした時にオルガンの音色に試してみようって。そしたら良かったんだよね。

OY:以前は何を使ってたんですか?

堀江:前はBeldenの・・・9395だね。

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OY:それで現場でFORCE’77Gを試すチャンスがあったと。

堀江:そうだね。そこで「あぁ、いいなぁ」って。オルガンってのっぺりした印象があるんだけど、白玉でも速く音が鳴る瞬間とかもあったりする。そこでFORCE’77G使っ た時、これ速えーなって印象がまずあった。まぁ全部が全部速いのにこしたことはない、ってことではないんだけど。なんかね、いい意味で速いっていう印象が あったんだよね。これは実が詰まってるとかMID感とか音のレンジのレイヤー感とかいろいろあるんだろうけど、とにかく音が速く聴こえるっていうのが僕に とってはすごい大事だったりして、食いつきがいい音というか。FORCE’77Gはそういうクオリティーを持ってるなと思って。
 

OY:いろいろなセッションがあると思いますけど全部FORCE’77Gを使ってるんですか?

堀江:そうだね、こないだはレコーディングでも使ってみたりとか。でもキーボードってケーブルを多く要するから、まだあと何本か足りない(笑)。ボリュームペダルをカマしただけでLとRで4本必要になってくるからね。
Caravan:そっか、ステレオだもんね。2倍いるんだ。
堀江:だから全部フルチェンジはしてないんだけど、LIVEではほとんどFORCE’77Gで音を出してる。音の”速さ”っていうのを自分の中では感じられるんだよね。

OY:ちなみにCaravanはこのFORCE’77Gは使ってますか?

Caravan:使ってます。あとこないだ特別に作ってもらったQAC-212。これがアコギにはすごく良くて。

OY:しかも金メッキVersion。レアだなー(笑)

堀江:レアなの?太いね。

OY:太いケーブルで、しかもわざわざ金メッキのプラグを使ってるっていうのがレアです。

Caravan:エレキだとFORCE’77Gが良いんだけど、エレキでQAC-212だとぶわっとしちゃうっていうか、太くなりすぎちゃうのかモコモコしちゃうの。
その点FORCE’77Gの方がエレキではいいという気がしましたね。アコギでLIVEでQAC-212を使ってるんですけど、長くとりまわしても音やせしない。ステージでなんだかんだエフェクターまで5mでエフェクターからまた5mとか、10mくらいぶら下げてるけど細くなった気がしない。

OY:ちなみにFORCE’77GとQAC-212はベーシストにも人気があるのです。

Caravan: そうなんだ。アコギにもいいよね?特にLIVEでやるようなエレアコっぽいかんじの時はどうしても細くなってガリガリしてきちゃうから、ずっと Beldenの8412を使ってて、それも好きだったんだけど、QAC-212の方が音やせっていうか、長くぶら下げた時にストレスがなくて良いんだよ ね。

OY:前にZeppでCaravanのライブ観てたとき2階席で見てたんだけど、職業柄ケーブルがカタそうなのが気になっちゃって。

Caravan:それはあるね。ちょっとしたとり回しとか。外皮?がもうちょっとソフトだったらいいのにな~。

OY:ただこのカタさだからあのサウンド的なところはあるかも。

Caravan:そうだよね。それはあるよね。タフだし。

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