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【正直、奇跡なんじゃないかとすら思っています。】


photo © Alberti Novelli

OY:KYOKAさんは自作されるくらいケーブル好きだと伺っています。
もしかして“ マイ・ハンダゴテ”もお持ちだったりしますか?
KYOKA:はい、ケーブル自作もすごく好きです。
機材や機械を分解して中身を理解するのが好きな子供だったので、ケーブルの自作もその延長ですね。
自分のハンダゴテももちろん持っていますよ。
以前、オヤイデの秋葉原店にも行ってPA-02の切り売りケーブルを購入してカスタムしました。
お店のスタッフの方がとても親切で、色々教えてくださったのを覚えています。
ケーブルの作り方はYou Tubeやオヤイデのブログ記事で学んだり、友人から教えてもらったりもしました。
OY:最初に使ったオヤイデのケーブルは何だったか覚えていますか?
KYOKA:最初に使ったのは2010年か2011年頃で、紫のPA-02ケーブルだったと思います。
ヨーロッパの何かのイベントで、とても素敵な音を鳴らしていたアーティストがいたんです。
プレイを終えた彼と話す機会があって、ケーブルについても話題になりました。
その時にオヤイデケーブルが良いよってお勧めされて、それからオヤイデのケーブルに興味を持ったんです。


Photo by machina

OY:KYOKAさんが感じるオヤイデケーブルの良いところ、好きになった理由を教えてください。
また他のケーブルと何が違うとお考えですか?
KYOKA:ツアーに出るのにライブで使う機材をどう組むかを考えながら、できる限り最高の音質を提供したいと思った時、ケーブルにこだわるべきだと気づきました。
そこで質の良いオヤイデのケーブルが必要になったのです。
オヤイデのケーブルを使った時、明らかな違いを感じたんです。
なんと言えば良いか、、、
いわゆるデジタルとアナログの音質の違いってあるじゃないですか?
音の質感というか、感じるニュアンスの違いなんですが。
アナログレコードの音から感じる、体に染み入るような質感と密度。
それに似たものをオヤイデのケーブルから感じたのがきっかけです。
密度とバランス、安定感が揃っています。
d+シリーズも使っていますが、ニュートラルな感じで安定感がありますね。
現場で人気なのが良くわかります。オヤイデのケーブルと別のケーブルを使って、2つの同じインタフェースを使って聴き比べをしてみたんです。
パソコンに直接繋げてみたり色々と試してみたのですが、やっぱりオヤイデのケーブルは私のフィーリングに合っていました。
しっかりパンチがあって、でも優しい感じもあって、、、
そもそもの話になりますが、音も電気もノイズもなんでも、繊細に干渉し合っているじゃないですか?
機材や環境など様々な条件下でも変わりますよね。でも、オヤイデのケーブルって、そういう様々な状況を想定した上で、音の状態が快適になるようバランスをとったり、チューニングを変えたり、綿密に設計されているのがすごいなと思います。正直、奇跡なんじゃないかとすら思っています。

2022年3月


Photo by Julián Fallas

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